10月23日（日）13時～15時、姿見の池に12組約30名の親子が集い、アメリカザリガニを捕獲しました。
この捕獲大作戦は、昨年度行われた国分寺市の動植物調査を受けて、外来生物であるアメリカザリガニを楽しく駆除することを目的に、市民グループの協力のもと環境計画課の主催で行われました。
アメリカザリガニはウシガエル（食用カエル）の餌用として移入された（1927年）ものが、養殖池から逃げ出し、全国各地に広がったと云われています。雑食性で何でもよく食べるうえに、邪魔な水草を切って動き回るため、池に住む水生生物や水草などの生態系に大きな影響を及ぼしています。日本ではあまり食用にされませんが、北米などでは食用に漁獲され名物料理になっているようです。
当日は、「外来生物って何？」「アメリカザリガニをなぜ捕獲するの」などの話（写真の１枚目）を聞いた後、スルメを糸にたらして釣る方法で捕獲を行いました（写真の２枚目）。約１時間で100匹ほど釣れました。最高は11匹で２組でした。観察したり（写真の３枚目）、重さを量ったりした後（最大は20ｇでした）、責任を持って飼える人は持ち帰りました。
参加申し込みが、受付開始２日で定員に達するほどの反響で、市では今後も同様のイベントを考えていくとのことです。親子で楽しく環境について考えられる良い機会となったこの捕獲大作戦は、大成功だったようです。