第12回環境シンポジウムが開催されました

2017/02/15

第12回環境シンポジウムが、2月4日(土)午後1時30分から国分寺Lホールで開催されました(主催:環境ひろば・国分寺市)。今回のテーマは「国分寺の水辺を考える~緑と水のネットワークの構築に向けて~」でした。具体的には、玉川上水、そしてその分水である砂川用水、恋ヶ窪用水(跡)や姿見の池、お鷹の道・真姿の池湧水群、そして野川へと続く国分寺の水辺についてあらためて現状を検証し、貴重な歴史遺産、あるいはまちづくりの資源としてどう保全、復元、活用していくのか、またその中で自分たちに何ができるのかがテーマでした。

 講演①として田畑貞壽氏(千葉大学名誉教授、玉川上水・分水網保全再生連絡会代表)が「緑と水の保全再生~玉川上水・分水網シンポジウムから~」と題してお話をされました。玉川上水ネットの活動が、ユネスコ協会連盟のプロジェクト未来遺産(2016年)に登録されたことを受け、今後の目標(日本遺産、世界遺産)をはじめ、玉川上水・分水網の特徴や野川との関連、また保全に向けてできることなどについて、映像とともに解説されました(写真の2枚目)。

 

講演②として、渡部一二氏(多摩美術大学名誉教授、水緑空間デザイン研究所代表)が「玉川上水の分水路から~水空間の恩恵を受けるまちづくり~」と題してお話をされました。京都の賀茂川、日本各地の城下町を流れる川を利用した水路システムなど、映像とともに例をあげながら説明され、国分寺市の歴史遺産でもある水路網(跡)を活用したまちづくりについて提案いただきました(写真の3枚目)。

 

講演①と講演②の間には、市内の3つの環境団体(国分寺市にふるさとをつくる会、ミズモリ団、緑と自然を育てる会)による団体紹介が行われました。

講演後は、環境ひろば代表 龍神瑞穂さんから「国分寺の緑と水のネットワークとその現状」について説明がありました(写真の4枚目)。

その後、フロアディスカッション(講師と参加者との意見交換、司会は環境ひろば代表)が活発に行われました(写真の5枚目)。

そのほか会場内では、環境団体などによるパネル展示がありました。

当日は、他市からも含めて、200人ほどの参加者があり満員の盛況でした。









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