都立武蔵国分寺公園

2020/06/28

中央鉄道学園および逓信住宅跡地に造られた都立公園、まちセンの選定した『国分寺百景』にも入っています。一周500mの円形広場を中心に、さくら、けやき、いちょうなどの巨木を活かし、池、噴水を加えた水と緑のゆったりとした公園です。池のまわりには延長33メ-トル・幅3メ-トルの藤棚やノウゼンカズラの棚があり、人気スポットの一つです。

開園は、中央鉄道学園跡地の「泉地区」が平成14年4月1日、多喜窪通りを挟んだ南側の逓信住宅跡地の「西元地区」がその2年後です。開園面積は108,839.26平方メートル(平成22年5月31日現在)です。

毎年11月の第1日曜日には「国分寺まつり」が行われる他(今年は新型コロナウイルスの関係で中止)、ぶんぶんうぉーくなど屋外イベントやTVドラマのロケに使用されることもあります。

公園の泉地区と西元地区とを結ぶ「ふれあい橋」からは、国分寺駅方向を眺めると、天気の良い日には「東京スカイツリー」を見ることができます。

※中央鉄道学園とは … 旧日本国有鉄道(国鉄)の教育・訓練施設。昭和36年(1961年)までは「中央鉄道教習所」、その前身は鉄道省の「東京鉄道教習所」。昭和62年、国鉄の分割民営化に伴い閉鎖、敷地は東京都他に売却された。なお、その折東山道武蔵路跡が見つかった。

※逓信住宅とは … 1947年(昭和22年)頃に旧逓信省の官舎として200軒ほど建てられたもの。なお、逓信省は、郵便や通信を管轄していた中央官庁。昭和24年、分割により郵政省と電気通信省に。現在の総務省、日本郵政(JP)、日本電信電話(NTT)はその後身。


ノウゼンカズラの棚


武蔵の池


蒸気機関車の動輪をモチーフにした
中央鉄道学園の記念碑


円形広場


武蔵国分寺のあぶみ瓦の文様がデザイン
されているふれあい橋の欄干


武蔵国分寺井戸(むかしの井戸)西元地区


こもれび広場 西元地区